たかんま(竹馬)
 半年も見なかった黒土。雪解け際のわずかの土の上を歩く楽しみはまたとない気分。乾き始めた春の道を、みんなで「たかんま」で歩いたり芸の披露をし合う。
 集まる所はだいたいお寺(真光寺)の前あたりだ。4月14日からご法事(報恩講)があるので、年寄りや嫁さんが寺参りに大勢来る。その人たちの前で得意気にヒンガラ(片足だけでトントンと歩く)したり、ぐっちや(ぬかるみ)をとび越えるなどの芸を披露する。「たかんま」は一時として静止してはいられない。絶えず動きながらバランスを保つ技術が必要だ。
 竹がないことから、近くの山で手頃な「ホウ」の木を伐り、自分の好みの高さに刻みをつけ、足をのせる台木をしぼりつける。自作のものである。
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