もっこ(畚)
 家を建てる。まず土台石を集める仕事から。橇(ソリ)で冬期の聞に運んでおくのが最もいい方法だった。
 地ならしは2人か3人で、タコで固めたり、土台石の穴の部分を固める。土も石もすべて人力。畚で担ぐのが一番だ。後棒(アトボウ)がまず棒を肩に乗せ腰をおとす。棒の先端が土についているから先端と後棒の肩へ棒が斜めになる。前棒(サキボウ)は先端を持ち上げ、自分の肩に乗せる。そのタイミングが難しい。 2人とも肩の筋肉が盛り上がって、こぶのようになっている。体力と根性の勝負だ。
 大工はチョウナで柱の面をこしらっている。木挽は板を作るため、大鋸をもっぱらズイコズイコと動かす。どの人も汗まみれ。
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