オゴオゴ

 炎暑。道路も乾燥し、泥道は砂はこりで埋まるようになる。下駄で歩いていてもほこりが舞い上がり、
汗にからんで足が真っ黒になるほどだ。ちょっとした道端でも子どもたちはさっそくオゴオゴを始める。まず土ぽこりを小さな板切れなどでかき集め、うず高く盛る。腕まくりして肘を土盛りした最上部へくっつけ、肘を少し動かすと上が崩れ、丸い穴ができる。
 その穴へ水を注ぎ込むと、水は一瞬たまっているが間もなくジワジワと染み込んでいく。水を注ぐ量で外側へ染みていく幅も違うが、泥の茶碗状のものができる。水の染みなかった外側の土をかき取ると、水で黒く変色した泥の茶わんとも丼ともつかない容器らしきものができあがる。夏の日差しの下でほこりだらけになって、いくつもいくつも生産(?)する。子どもなればこそ!!

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