私は毎年公民館文化祭に風景画を出品していましたが、「余暇の多い冬の間に描けるものを」と思いついて描いたのが「入学のころ」(本文7P)でした。イメージどおりの表現には程遠かったのですが、仕上がると次々と「あのことを」「あのことも]と回想され、意欲的に様々な場面を描きました。写生とは異なり自分の休験したことを思い出すので、自由に制作できました。しかし60年余リもむかしのことなので、描き直しをくリ返したものもあります。
 昨年文化祭に出品したことがきっかけで、JAの機関紙や日本農業新聞に掲載されたり、テレビ局でも収録にまいりました。折しも今年結婚50年に当たるので「記念に出版を」と愚作をも顧みず小学6年間(昭7ー12年)の題材50点を選び編集しました。
 発刊に当たりましては美術にご造詣深い県議服部宏昭先生から過分のおことばを賜りまして恐縮に存じます,衷心より御札申し上げます。また北村肇様、マキノ書店様、ほおすき書籍様、ご親切にお取り計らいいただき有り難うございました。
 本書ご高覧の各位に往時の当地の暮らしの一面や、自然環境のいくばくかでもお心に留まりますれば、占海愛郷の著者にとりましてこの上なき幸せでございます。

   1998年(平成10)8月18日
                       73歳誕生日に著者記す

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あとがき
ブナ坂頂上から斑尾産を望む            拡大する
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